還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

葉っぱの方が好き。

豆苗

豆苗も日光浴

 豆苗は一度食べてから、また育てるのは当たり前なんでしょうかね。

 私も豆苗を再生すべく、ガラスの入れ物に入れ、

 毎日水を取り替えて、日当たりのよい窓辺においておとなしく育てていました。

 ところが、カーテンの向こう側に置いていることをすっかり忘れて、

 掃除機でドーン。見事に押し倒してしまいました。

 

 もちろん、床も下においていた木箱もびしょびしょ。でもその日は(降雪地域の方には申し訳ないほどの)快晴。豆苗ごと外に出しました。

 考えてみればこの方がよっぽど健康的な育て方だと思います。

 光、風、水 ぜ~んぶ揃っていますから。

 

 日差しを浴びた豆苗。よくよく見ると、葉が丸くてかわいい。

 私は葉っぱを見るのが好きで、選ぶのに迷ったら必ず葉っぱのデザインを選びます。

 主役の花ももちろん好きですが、なぜかその脇にいる方に目がいきます。

 

 大学時代の親友はとってもとっても美人さん。棘のないバラって感じかな。気取らないし、明るくてコミュ力も高い。スタイルも抜群。手先も器用。言うことなし!

 今思えば、よく隣にいたなあ、と思います。若い頃は、たま~に彼女への羨望がブラックな気持ちを産むこともありましたけどね。こわ~。

 

 忘れられない出来事。それはバイト先で人員が足りなくて、頼んで彼女を連れていったときの、男性社員の豹変ぶり。

 みんないつもより何倍も愛想がいいし、優しい。ただ女性社員さんはやや冷静な感じだったような・・・。

 バイトが終わって、大学の授業に間に合うようにとやや急いで彼女と出ようとしたら、某男性社員さんが「車で送っていくよ。」

 おいおい、そこまでするのかよ。って、葉っぱの私は思ったわけです。

 

 その後、バラは合コンで医者の卵と出会い、今ではそのお医者様の奥様として暮らしています。お互い時間もできたので、だいぶ離れてはいるけれど今年も会うことができました。当時より10キロ以上大きくなったと彼女。ちょっと丸いバラになっちゃったかな。

 彼女も小姑や義父母との関係、実家のこと、子どもの病気や結婚のことなどなど、苦労の連続で、どんなにきれいな花でも相応の苦労ってあるものなんだな、と変に納得したりしました。

 

 私自身はずいぶんとひねくれた棘のある葉っぱだったと思うのですが、最近は外側も内側も、丸みのある葉っぱになったのではと思います。

 自分で言うのもなんですがね。