向かって左のボディは撮影用で、右側は縫製用です。
撮影用は実物の私よりだいぶスリム。縫製用はもちろん実寸です。
縫製用は腕もほぼ実寸で、学生時代に自作。当時から、二の腕はかなりふっくらと作りましたが、今ではそれが非常に役立っています!
型紙を合わせたり、縫製途中で様子を見たり、縫製用ボディは無くてはならない相棒でかれこれ40年も使っています。あとになって中年体型へと補正も加えてあるので、本当にリアルボディです。
それぞれに、同じカットソーを着せるとその差は歴然。
実寸の縫製用は裾にかけて広がるAラインとなり、お尻が大きいのが一目瞭然…。お尻だけでなくお腹もふっくらですけどね。
そして袖から出る手首、こちらも実寸はしっかりとしています。
二の腕を隠してはいても、全体の腕の太さがなぜか想像できてしまう…
その点、撮影用ボディは見事なバランス。ぜい肉など全くありません。もちろん手首も細い。指先も長い。いわゆる「華奢」なんです。
縫い終わって縫製ボディに着せてサイズをチェック→完成の喜び
次に撮影用に着せて、モデルイメージでチェック→夢の世界
そして自分で着てみて、本当のフィット感を体感します。
ちなみに、かっこよく撮影したいがために、自分用に縫った服を着せる時は、あちこちつまんで着せる時もあります。ちょっと詐欺みたいな気分にもなりますが、モデルさんに着てもらったらどんな風になるのか知りたいし、理想形は捨てたくないし…。
こうやって、理想と現実を行ったり来たりしながらのソーイングを楽しんでいます。
それにしても、私の身体に「華奢」という語句があてはまる箇所ってあったかな?
若い時は鎖骨がキレイとか言われたような気もしますが、最近は靴屋さんで
「足の甲が薄いですね〜」って言われました。
これって、華奢ですねーって褒められたことになるのかなあ?