還暦記念の「ざ びぼうろく」THE備忘録 

目にとめてくださり、ありがとうございます。還暦を機に、これまでの想いやこれからのことを毎日書いていきます。

還暦初めて物語 次男からの手土産に感激。

フルーツゼリー

食品を、床の上に置いて撮影してはいけませんね・・・・

 次男がLINEで毛玉だらけの服の画像を送ってきて、「これがきれいになるか?」と聞いてきました。私が毛玉だらけの犬服をきれいにした画像を送信して、「こうなりますが。」と回答。すると、帰省時にぜひ頼みたい、ということでした。

 私「お礼は何かな??」

 次男「なんかおかしかってく」(漢字を使わない24歳!)

 

 次男の「なんか」はちょっと怪しいな、と思い

 

 私「フルーツがいい!!」とはっきりリクエスト。

 次男「すーぱー?」

 

 え?果物をどこで買うのかわからないの??

 フルーツなんてざっくりしたカテゴリは彼にはまだ無理だったか・・・

 

 私が「ゼリーとかでもいい」と送ると「おけ」とのこ。

 

 で、その数日後、2泊3日の予定で、次男が帰省してきました。日帰りでも行ける距離ではありますが、前回会ったのはお正月だったかな?嬉しくて何だか、にやけちゃう・・・。そして、彼が無造作に渡してくる紙袋にはおいしそうなフルーツゼリーが2つ。彼からもらう初めての手土産に、またまた、にやけちゃう。しかも毛玉をとる業務はなくなったそうなので、「やった~。」

 

 彼を駅に迎えに行き、そのまま実家の墓参りにも行ったので、彼は車内に置いてあるゼリーが気が気ではない様子。「賞味期限が明日までだし、保冷剤も1時間分だし・・・」経験不足はこういうところにも出るのね・・・。「そんなに心配しなくても大丈夫。今日は天気も曇りでそれほど暑くはないし、もうすぐ終わって帰るから。」と言って安心させます。そう言っておきながらも、私は実家のパトロールを帰宅前のルートにしっかりと組み込んじゃいましたけどね。

 

 手土産ゼリーは、私の老いを見越してか?、歯茎だけでも食べられるような柔らかさ。どんな顔して選んだのかな?彼女と一緒に選んだのかな?などと勝手に想像しては、またにやけてしまいました。

 

 あっという間に帰る日が来て、彼を駅まで送り届けて家に戻ると、夫も出勤したらしく誰もいなくて・・・・毎度味わう、ガラ~ンとしたこの気持ち。にやけていた気持ちと正反対。私が実家に帰った時、自分の親も同じ気持ちだったのかな。当時の私はそんなこと思いもしなかったけど。

 

 さて気を取り直して、息子が使っていた枕カバーやシーツを洗濯しようと、子ども部屋に入り、何気なく冷房設定温度を見たら23度!え~、こんなに冷やしていたの?

 帰る日も10時頃起きて来て

「朝ごはん、食べたい。あ、でも少しでいいからね。いつもの3分の1くらいだよ。」言われるがままにそそくさとこしらえて、声をかけるも一向に部屋から出てこない。彼の子育て中にはそれなりに辛酸なめてきたので、30分間黙って待ちました。が、さすがにしびれを切らし、部屋をノック。「あの~さすがにもう食べて欲しいんですけど~。」

 やっと出てきたと思ったら、「え?これで本当に3分の1?」と開口一番。直径20㎝の皿にすき間を開けてゆったり盛った野菜や果物、ソーセージ。これでも多い?それでいて彼は小さなパンに大量のバターを塗って食べています。私には理解し難い行動・・・

 

 送り出すときはいつも寂しいけど、帰省してくると、いつもこういうちょっとしたズレを感じます。親子とはいえ、大人になった息子とは一緒には暮らさない方がいいんだな~とつくづく思うのです。

 

 それにしても次男からの手土産がこんなに嬉しいなんて。まあ、彼の子育て中にはホントいろいろとあったから・・・。いい年して親馬鹿です。

 ゼリーはあと一つ残っているので、今日も夫と分け合って食べるとしましょう。

 賞味期限なんて無視、無視!